本ページは、WETシステムで用いるバイオアッセイのイメージイラストです。試験方法の詳細や他の生物を使用した試験方法をお求めの場合は、ぜひWETシステム研究会宛にご連絡頂きますようお願い致します。
ミジンコを使った試験方法
その1 (1 2 3 4 5 6)

その2 (1 2 3 4 5 6)

※Ceriodaphniadubia(和名:ニセネコゼミジンコ)は、親虫は体長0.9~1.0mm、仔虫は0.1mm程度の小型のミジンコである。観賞魚のえさとして良く利用されているオオミジンコよりライフサイクルが短く、3週間程度である。
その3 (1 2 3 4 5 6)

※雌が雄と関係なしに、単独で新個体を生ずる生殖法。ミジンコは普段は単為生殖だが、環境が非常に悪化すると雄の仔虫を産仔し、有性生殖を行う。
その4 (1 2 3 4 5 6)

※各親の仔虫は10匹程度が一般的だが、最低でも8匹、あるいは試験区が8より多い場合は試験区と同数を用意する。同じ親の仔虫を全試験区で1匹ずつ暴露することがポイントである。
仔虫の飼育と選出方法は以下の通り。
- 試験日より少なくとも3週間前から、定められた状態で飼育を行う
- 生後1週間以上個別に飼育された成熟個体が3回目以降に産仔したメス仔虫を使用する
- 生後24時間以内で、かつ成長のばらつきを原則8時間以内とする
- 仔虫の大きさや健康状態は目視で確認する
その5 (1 2 3 4 5 6)

※試験は、希釈水のみのサンプルで6割のミジンコが3回産仔(3腹)した時点で、終了となる。記録項目には、仔虫の生死観察、生まれた仔虫数、各サンプルの水温、pH、溶存酸素がある。
その6 (1 2 3 4 5 6)

※希釈水サンプルが「死亡率が20%超えない、3回産仔している、最初の産仔数が15以上、休眠卵がない」を満たす場合のみ試験成立である。
試験結果項目は、
- 各濃度の累積死亡率
- 試験終了時の濃度・死亡率曲線のグラフ
- 結果を求めるために用いた統計学的手法
- 希釈水のみにおける死亡率
- 試験の結果に影響したかもしれない付帯事項
- 各供試個体(ミジンコ)の異常な反応
- LOEC:最小影響濃度。希釈水のみと比較して、統計学的に有意な低下が認められた最も低い濃度
- NOEC:最大無影響濃度。LOECよりひとつ下の濃度)
- LC50:親ミジンコの半数致死濃度
毒性が有った場合の改善方法
その1 (1 2 3 4 5 6)

その2 (1 2 3 4 5 6)

その3 (1 2 3 4 5 6)

その4 (1 2 3 4 5 6)

その5 (1 2 3 4 5 6)

その6 (1 2 3 4 5 6)
